研究者の妊娠・出産事情 …1... 【クビになる??】
こんにちは。
今回はアカデミック系研究者の妊娠・出産事情について,かなり個人的な意見ですが,書いておこうと思います。
まず,私がポスドクとして働きながら子供を作ろう!と決めた時,正直“クビ”を覚悟しました。
なぜなら,私の分野は特に女性が少なく,出産して復帰したような女性は激レアで,情報が少なく,さらに,少ない女性の先輩から聞く話はネガティブな話が多かったからです。
例えば,私の数個上の先輩は,妊娠が発覚し,教授に相談したところ,「仕事続けられる?」と暗に自主的な退職を勧められたそうです。
このご時世に?と最初は思いましたが,その先生の気持ちも正直とても分かります。。
研究室のポスドクとなれば大きな戦力ですし,研究はスピードも重要です。
1年近く戦力がなくなるよりかは,他の戦力で埋める方が研究室の運営としては有利です。
もちろん,この考えには賛否あると思いますし,時代と逆行しているかもしれません。
なので,私は“クビ”を覚悟しつつ,何とかクビにならないような方法を考えました。
それは,
・長期間いなくなっても研究室にとって価値のある人物(能力)になる
・不在の間にも研究が進むように学生の指導
・可能な限り早めの復帰を目指し,かつ,育休中も仕事進めますアピール!(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑
です。
結果として,私はクビにはならなかったですが,上記の努力は妊娠に関係なく,自分の力になったと思います。
実験装置の扱いや,いろんなノウハウを出来る限り習得し,また,新しい研究テーマも考えてどんどん提案しました。
そして,学生さんに安心して実験を任せられるように,一緒に繰り返し作業をしたり,解析方法を教えたり。。
お陰で産休・育休中もスローペースではありながら,学生さんとのメールのやり取りで実験が進みました( *˙︶˙*)و
ただ,妊娠してからも“私,全然働けますよ!”というアピールをしたく,かなり動いて頑張っていたので,子供の事を考えると100%良いことではないのかもしれません。。
続きます( ᐢ˙꒳˙ᐢ )