ママちゃん科学者の子育て日記

大学で働く理系の女性研究者です.仕事のことや娘ちゃんの育児記録を書いていこうと思います.

妊娠報告時期と切迫流産

こんにちは。

今回は妊娠発覚時のことと,切迫流産してしまった時のことを書きたいと思います。

 

前回,書かせてもらいましたが,私はラッキーなことに数カ月の妊活で何とか妊娠することが出来ました。

ひとしきり喜んだ後,頭を悩ませたのは職場への報告時期です。

 

そこそこ力仕事もあったり,有機溶媒を使ったりすることもあるので,出来れば早めに報告し,配慮してもらいたい!

ただ,あまりに早めに報告しても,流産の可能性がある・・・ということで,ひとまず流産の確立が大きく下がる12週までは言わずにおくことにしました。

12週までは健康な女性であっても一定確立で流産することがあるので,12週までは本当に妊娠するかどうか待っている状態のようなものらしいです。

 

ただ,12週まで待つって,結構長いですよね・・・。

妊娠発覚が5週くらいだったので,“1カ月以上か~。周りの配慮無しで大丈夫かな~”とモヤモヤしていました。

ただ,“母親になったからには自分しかこの子を守れない!”と思い,何とかイロイロ身体に悪そうなものを避けつつ仕事をしていました。

 

しかし!!!

 

なかなか急に仕事のやり方を変えることは難しく,大丈夫かな~と思いながらまぁまぁの力仕事をしていた夜・・・

 

出血が・・・!!!

 

まさしく血の気が引き,赤ちゃんもろともトイレに流れてしまった・・・と思いました。。。

半泣きで旦那さんに報告すると,直ぐに調べてくれて,“妊娠初期の出血はよくあること”だと。

ただ,出血量的にも病院に行くのがベターということで,次の日に直ぐ産院に向かいました。

 

先生「あぁ~確かに出血してるね。切迫流産です。赤ちゃんはひとまずちゃんと動いてるから。」

私「まだ赤ちゃんいるんですが?」

先生「当たり前でしょ。そんな直ぐに赤ちゃんも流れ出て行かないよ」

私“良かった~~~~~~ (´pωq`) !!!”

 

と,何とか赤ちゃんの無事は確認できたものの,一週間の絶対安静を言い渡されました。

仕事に行くなんてもっての外で,家でも基本寝ておけ,と。

 

私 “なんてこった・・・!! まだ報告もしていないのに,急に一週間も休むことになるなんて・・・ :(´◦ω◦`): 

 

急な展開に驚きつつも,絶対安静で切迫流産を乗り越える決意をしました ( ‘-‘ )ง✧ 

 

続きます。

 

 

妊活中&妊娠初期に一番辛かったのは気まずくならずにお酒を断ること!!

こんにちは。

今回は妊活中&妊娠初期個人的に一番大変だな~と思ったことを書きたいと思います。

 

それは・・・!!

 

 

 

 

“うまいことお酒を断ること 。゚(゚´ω`゚)゚。!!!”

 

 

妊活中,仲の良い友達には,「実は今,妊活中で・・・」と言ってお酒を断ったり,少量にしてたりしました。

ただ,オジサン達が沢山いる職場で,なかなかそんな事を言う勇気は私にはなく・・:(´◦ω◦`):

もちろん,言ったところで皆さん大人ですから,気まずくなったりすることは無いと思います。

・・・が,妊活は長期戦ですから,“まだなの?”とか思われそうで嫌でした。。

 

私の職場では,お客さんが来たり,学会・会議等の懇親会等で大体月に1回は飲み会がありました。

ラフな飲み会には「用事があって・・・」と断っていましたが,顔を売るのも仕事の一つなので,なるべく参加したいとは思っていました。

断れそうな雰囲気であれば「明日朝から用事があってちょっと~」や「風邪気味で~」等々を並べて断っていましたが,毎回そうはいかず。。。

“もしかしたら今妊娠しているかもしれないのに・・・(;´༎ຶД༎ຶ`)と思いながら飲んだりしていました。。

妊娠超初期には影響が無い,と言われているので,気にしなくても良いかもしれませんが,何となく気持ちの問題です (。・_・。)

 

また,ラッキーなことに,私は数カ月の妊活で無事に妊娠することが出来ました。

ただ,流産の可能性もあるので,直ぐに報告するのはやめておこう,と思ったので,妊娠初期が最も大変でした。

この時は,自分では妊娠していることが既に分かっているので,イロイロ理由を付け何とか断っていました!

 

中には,「風邪なんてお酒飲んだら治るよ~!一杯飲んだら良いじゃん!」とノリ良く言ってくる方もいましたが,必死で悪い空気にならないよう,笑顔でごまかしていました・・!

もちろん,これはアルハラだとは全く思ってません

友達同士でもこんなふざけあいは言いますし,構ってもらってありがたいな~と思っていますが,妊娠報告をするまではこの好意が一番ヘビーだったなーと思います (´>ω<`)

 

まぁ,一度報告してしまえば,「大丈夫?しんどくない?荷物もつよ」等々,イロイロ気を使ってもらえるので,それまでの精神的な戦いですね 乁( ˙ω˙ 乁) !!!

育児記録 ---1歳9カ月 / 1Y9M---

こんにちは。

今回はちょっと前のことですが,娘ちゃん1歳9カ月の育児記録を書いておこうと思います。

 

【生活】

  • 睡眠時間は8時半までに何とか寝て,6時半ごろ起床。体力がついてきたようで寝かしつけに一時間かかることも ( ´ω` ):
  • 夜中はたまに「ふうぇ~」と泣いて起きる。「アンパンマン~!」とか好きなぬいぐるみの名前を呼んだり。「娘ちゃんの~!」とか言ってるので夢を見てるみたい。
  • 大人の少し大きめや固めの食べ物も食べれるようになってきて,少し楽に。
  • 目を離すと椅子に登ったり,かなり危ない事をしだすようになったので,ご飯を作るときや身支度をするときには,とうとうYouTube様のお力を借りるように・・(๑¯ω¯๑) お気に入りは“Elmo”と“Peppa Pig”。

 

【成長】

  • 感情が豊かになり,嫌なことは「いやん!」と抗議するように。
  • あれ取ってきて~,ポイポイしてきて(捨ててきて)~等,言ったことが伝わるようになって来て,少し楽 ( ´﹀` )
  • 勢いよく走るけど,凄い内股。こけそうで見ている方が怖い・・・!! 運動神経は微妙な様子。。。
  • 言葉をかなり覚えてきた様子 ( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

   動物の名前 (犬,猫,キリン,象,コアラ,ライオン,カンガルー・・・等。意外な動物を知っている)

   乗り物の種類 (飛行機,バス,パトカー,救急車・・・。飛行機は何度か乗っているので,かなりお気に入り。外に出ると飛行機が飛んでいないかよく探している。見つけると「ひこーき,びゅーんて,とんでるねぇ!」と興奮。)

   色の種類 (赤,青,ピンク,緑,黄色・・・。よく間違っているけど,物を指して「きいろ!」とか「あお!」とかシャウトしている。)

   食べ物の名前 (日々食べているご飯,お魚,お肉,スープ,だけでなく,個々のニンジン,カボチャ,ホウレンソウ,ブロッコリー等の野菜の名前を憶えてきた様子。)

  • 人の顔が割と長期間覚えられるようになったようで,1か月ぶりくらいに会った祖父母のこともしっかりと覚えていた。また,人見知りもだんだん軽くなってきたようでちょっと安心 (⑅•ᴗ•⑅)

 

【あれこれ】

  • ぬいぐるみがとにかく大好き。それぞれ呼び名が決まっており,ご飯をあげたり,オムツを変えてあげたり。ただ,あまりにもお気に入りが多すぎて,寝るときに全て揃っていないと泣く。親が全メンバーを探し出すのに一苦労。。
  • 「ママ」の呼び方が感情豊かになってきた。甘える時の「ままぁ」や,こっち来て!というときの「ままっ!」や,いなくて探している時の「むぁあーむぁあーーー」など,多彩 (๑´ლ`๑)フフ♡
  • お友達の名前を少しずつ覚えてきたようで,保育園で会うと「〇〇ちゃん!」「〇〇くん!」と指を指している。また,寝る前にゴロゴロしながら一日を思い出しているようで,「○○ちゃん,××したねぇ」とお喋りしている。保育園も楽しそうで何より (๑•᎑•๑)♬*゜

      

いわゆるイヤイヤ期はまだなのかな~という感じ。

いろんな笑える言葉を言ったり,ふざけたりもしだして・・・

まぁとにかく可愛い (๓´˘`๓)♡

研究者の妊娠・出産事情 ---2---【子育てのしやすさはボスが決める!!】

こんにちは。

前回に引き続き,(かなり)主観的な研究者の妊娠・出産事情を書き連ねたいと思います。

 

前回,書きましたが,私は子供を作ることを決意した時,離職も覚悟しました。

このご時世ですから,直接「クビだ!」とは言われないまでも,「研究者としてまだ続けるの?」「仕事続けるのは難しいんじゃない?」的なことを当然のごとく言われるのではないか?!と思っていました。

とってもネガティブです笑

 

ただ,今思うことは,“全てボスに依存する!ということです。

これは会社でも同じかもしれませんね。

ただ,研究の世界だと,“研究室”という単位が(治外法権)小さな企業みたいなものなので,隣の研究室に移ればまた全く違う文化です。

そしてそれはその研究室のボスに大きく依存しています!

 

とてもラッキーなことに,私の現在のボスは非常に理解のある方でした。

さらには,これからの時代,出産や育児のような経験をした女性にもどんどん偉くなって欲しい,という考えを持っている先生だったので,本当に助かりました。

命の恩人です・・・( ´;ω;` )  (大げさ)。

逆に,私の知り合いの先生には,(半分冗談だと思いますが・・) “ポスドクは奴隷!夜中や土日も実験するのが当然!”と口にしているような方もいました・・Σ(‘ω’ノ)ノ

もちろん,偉い先生方は自分たちも同じような下積み時代を経てここまで登り詰めてきたのですから,それが人材教育・・と言えばそうなのかもしれません。

ただ,残念ながら,子供を育てながら産前と同じような働き方をして体調を崩し,離職してしまった先輩もいます。。

 

私のボスは,マイペースでも結果さえ出してくれれば自由にしていいよ~という方なので,子供の事情で早退や休みが続いたりしても,学生に実験をお願いしたり,家でちょこちょこ仕事を進めることで全くOK!!でした。

1歳の子供を抱える身としてはとてもありがたい・・・( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧ !!

 

また,女性が働くには,上からどんな事を言われようが,図太い神経を持つことも重要かもしれませんね (*´◇`*)

ただ,私はネガティブ&豆腐メンタルだったので,ずっとビビッてました・・・!!

 

という訳で,研究者(ポスドク)が出産・育児をしていくには図太い神経!

 

・・・が無ければ,(可能な範囲で)研究室(ボス)も選んだ方が良いと思う今日この頃です( ¨̮ )

まぁ,働ける研究室を選べたらみんな苦労しませんよね (๑¯ω¯๑)

研究者の妊娠・出産事情 …1... 【クビになる??】

こんにちは。

今回はアカデミック系研究者の妊娠・出産事情について,かなり個人的な意見ですが,書いておこうと思います。

 

まず,私がポスドクとして働きながら子供を作ろう!と決めた時,正直“クビ”を覚悟しました。

なぜなら,私の分野は特に女性が少なく,出産して復帰したような女性は激レアで,情報が少なく,さらに,少ない女性の先輩から聞く話はネガティブな話が多かったからです。

 

例えば,私の数個上の先輩は,妊娠が発覚し,教授に相談したところ,「仕事続けられる?」と暗に自主的な退職を勧められたそうです。

このご時世に?と最初は思いましたが,その先生の気持ちも正直とても分かります。。

研究室のポスドクとなれば大きな戦力ですし,研究はスピードも重要です。

1年近く戦力がなくなるよりかは,他の戦力で埋める方が研究室の運営としては有利です。

もちろん,この考えには賛否あると思いますし,時代と逆行しているかもしれません。

 

なので,私は“クビ”を覚悟しつつ,何とかクビにならないような方法を考えました。

それは,

・長期間いなくなっても研究室にとって価値のある人物(能力)になる

・不在の間にも研究が進むように学生の指導

・可能な限り早めの復帰を目指し,かつ,育休中も仕事進めますアピール!(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑

です。

 

結果として,私はクビにはならなかったですが,上記の努力は妊娠に関係なく,自分の力になったと思います。

実験装置の扱いや,いろんなノウハウを出来る限り習得し,また,新しい研究テーマも考えてどんどん提案しました。

そして,学生さんに安心して実験を任せられるように,一緒に繰り返し作業をしたり,解析方法を教えたり。。

お陰で産休・育休中もスローペースではありながら,学生さんとのメールのやり取りで実験が進みました( *˙︶˙*)و

 

ただ,妊娠してからも“私,全然働けますよ!”というアピールをしたく,かなり動いて頑張っていたので,子供の事を考えると100%良いことではないのかもしれません。。

 

続きます( ᐢ˙꒳​˙ᐢ )

妊活開始 ...2... 【お酒とコーヒー】

前回からの続きです。

 

妊活を始めよう,と思った時に一番の難関だったのが,私にとってお酒とコーヒーでした。

 

お酒は毎日飲む方ではありませんが,やはり一週間頑張った後の金曜のビールは最高( ˃̶͈ ᴗ ˂̶͈ )!!もちろん,土曜日も。。

という感じで,週末は必ず(しかもかなりの量を)飲んでいました。

旦那さんも飲む方だったので,金曜日の夜は仕事帰りに待ち合わせをして飲んで帰る・・というのが毎週末の楽しみになっていました。

このままでは妊娠した時に急に断酒しなければならず,ストレスが溜まるのが目に見えている・・・:(´◦ω◦`):・・ということで,徐々に量を減らしていくことにしました。

 

取り敢えず,毎週末2回飲んでいたのを,土曜日or金曜日のみにました。

飲まない日でも旦那さんとの晩酌は一つの楽しみだったので,私はノンアルビールで続行。

“自分が飲めないのに旦那さんだけ飲むのがイライラする!!”という女性陣はかなり多いですが,私の場合は人が飲んでいるのを見るのも好きだったので,比較的楽でした。

自分はノンアル,旦那さんはお酒,という時は,スナックのママさん気分で,それなりに楽しむコツもここで習得(๑¯ω¯๑)

 

それでも最初の1,2か月は急な生活の変化だったので,なかなか慣れなかったです。

逆に甘いものに走ったり。。

まあ,それでもアルコールを飲むよりかはマシかな・・と,自分に許可!

もちろん,どうしても!という時は金曜も土曜も飲むときがありましたし,なるべくストレスを溜めないようにしました。

 

また,私はかなりのコーヒー党で,仕事のお供には絶対コーヒーが必要!と思っていたので,正直こちらの方が難しかったです。

全く飲まなくなるのは難しかったので,なるべく代替品(ハーブティー黒豆茶など)で構わない時は,代替品で済ませる,というスタンスでした。

黒豆茶など,味が濃いものはリフレッシュも出来て想像以上に良かったです(*´꒳`*)

 

それでもやはり,眠気もあり,疲れやすくもあり,でも働かなくてはいけない妊娠中のコーヒー事情についてはかなり辛かったので,また書きたいと思います ˆᴗˆ

妊活を開始 ...1...

妊活をしよう!

と決断したものの,それまでほとんど視野に入れてこなかったので,まず何から?

という感じでした。

取り敢えず定番の雑誌をゲットし,情報収集をしました。

 

主に私がやったことは,

・専用の体温計を購入し,基礎体温を測定

排卵検査薬で排卵日をチェック

葉酸サプリを定期購入

・お酒とコーヒーを飲む頻度をなるべく減らす

・お腹を冷やさない

です。

 

基礎体温はこれまで全くつけていなかったので,最初は慣れなかったですが,アラーム替わりの携帯の直ぐ傍に置いて,アラームを止めたらそのまま測る・・・という流れで何とか習慣化させました。

ただ,私は測り方の問題なのか,体調的な問題なのかわかりませんが,明らかに体温の変化が分かる月と,“これは高温期に入った・・・のか・・?”とパッと見よくわからないような月もありました。

 

なので市販の排卵検査薬にはとても助かりました。

一日ごと,と書いてありましたが,朝と夜に同じ時間帯(大体12時間置き)に,2,3日検査するとはっきりとホルモンの濃度変化が見てわかりました。

基礎体温とどちらも併せてチェックするのが一番良いと思いますが,朝忙しい人や,体温の変化が分かりにくい人にはお勧めです。

 

また,妊娠2か月前から葉酸は取った方が良い,と厚生労働省からも推奨されているので,妊婦さんへおススメの葉酸サプリを直ぐに定期購入しました。

働きながらだと絶対に買い忘れることがあるので,定期購入しておいて良かったです。

また,私が購入したものには鉄分やカルシウムも含まれていましたし,つわりに効くと言われているビタミンB6も入っていましたので,結局,産前まで飲み続けていました。

そのお陰かはわかりませんが,かなりつわりは軽かったです!

 

続きます。